【水戸 医療・がん保険 ニュース】来春研修医、最多178人　茨城県内20病院　半数で定員満たす

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10/29(金) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ
来春卒業する医学生の臨床研修先を決める本年度のマッチングについて、茨城県は28日、県内20の臨床研修病院で、過去最多の178人を確保したと発表した。前年から6人増え、半数の10病院が募集定員を満たした。県全体の定員(244人)に対する充足率は73%で、前年比3・6ポイント増となった。

マッチングは、医学生の希望と受け入れ病院の研修内容を組み合わせて決める仕組みで、2004年度に医師の臨床研修が義務化されたことに合わせ導入された。

県によると、県全体の募集定員は前年比で4人減ったが、マッチ者数は2年連続増となった。地域医療を担う人材を養成するための「地域枠」の学生も多く含まれる。

県医療人材課は「定員を増やす中で、指導環境の充実や指導医の確保など受け入れ態勢を整えてきたことが結果につながっている」と説明。県と研修病院でつくる協議会ではセミナー開催や病院の紹介動画を作成するなどPRにも力を入れてきた。

県内20病院のうち、マッチ者数を前年より増やしたのは8病院で、内定者ゼロは2病院だった。募集定員が県内最多の筑波大付属病院は定員94人に対し52人(前年比5人減)を確保した。空席がある病院は二次募集する。(戸島大樹)

募集定員を満たした10病院は次の通り。
水戸協同病院(10人)▽水戸済生会総合病院(同)▽水戸医療センター(9人)▽日立製作所日立総合病院(12人)▽同ひたちなか総合病院(8人)▽土浦協同病院(15人)▽東京医科大茨城医療センター(10人)▽牛久愛和総合病院(5人)▽JAとりで総合医療センター(5人)▽茨城西南医療センター病院(8人)

茨城新聞社

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