オプジーボ®はがん保険で適用されるの?
オプジーボ®をはじめとする免疫チェックポイント阻害薬は、がん治療の一種として、そしてその薬価の高額さも併せて注目されています。
オプジーボは保険適用可能なのか?
2018年10月時点で、下記6種類がんについては保険適用でのオプジーボ®治療が可能です。
●悪性黒色腫(メラノーマ、皮膚がんの一種)
●肺がん(非小細胞、二次治療からのみ使用可能)
●頭頸部がん(舌がん、咽頭がんなど)
●胃がん(切除不能なものに限る)などに限られています。
これらのがんの治療に対しては、保険対象となるため、高額療養費制度の対象となるため、月額でも8万円ほどの費用負担となります。
しかし、上記6種類のがん以外の治療になると、全額自己負担となるため、高額な治療費が必要となります。
オプジーボ®の治療費はどれくらい?
2018年11月には、オプジーボ®の薬価代は1瓶(100mg)あたり約73万円から17万円にまでと急速にさがっています。
しかし、1回あたり180mgの投与が必要となるため、年間で1000万円近い費用負担が必要となります。
※厚生労働省「費用対効果評価結果を踏まえた価格調整について」より抜粋
先進医療でがんに手厚く備えるという選択
先進医療は、厚生労働省が指定した治療が対象となっており(「先進医療とはなにか」を参照)、それ以外のがん治療は先進医療の対象外となっています。そのため、がん治療の保障を考えるうえで、先進医療の対象かどうかを考慮することが重要です。
また、オプジーボ®などの免疫治療以外にも、先進医療として認可されているがん治療も年々増えています。
最新の情報をもとに、ご自身の保障内容がどうなっているのかを検討してみるのが良いと思われます。
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