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【水戸 医療・がん保険 ニュース】いばらき消防指令センター 119番映像通報システム運用開始

https://news.yahoo.co.jp/articles/36dccd1116ac428da76127fc786194272a8edc03

いばらき消防指令センター 119番映像通報システム運用開始
10/2(土) 15:00配信

茨城新聞クロスアイ
デモンストレーションで通報者から送られた傷病者の映像を見ながら指示を出す通信指令員=いばらき消防指令センター

■現場把握、適切対応へ

119番映像通報システムの試験運用が、茨城県民の3分の2以上に当たる約200万人をカバーする「いばらき消防指令センター」(水戸市内原町)で1日、始まった。通報者がスマホから送る映像で、現場の詳しい状況の把握が可能になる。県を事業主体として同センターが運用し、2023年度までの3カ年で効果や課題を検証する。県消防安全課の井上高雄課長は「音声情報に映像を加えることでより適切な対応ができ、生命に貢献できる」と期待を寄せる。
同システムの試験導入は、都道府県域の規模では東京消防庁に次いで2例目。県内20消防本部・局(33市町)の指令管制業務を共同で行う同センターに1台、構成する五つの広域消防本部に1台ずつ設置する。

映像活用は傷病者の発生、火災、事故、災害などを想定。同センターは、傷病者の状況確認▽対処法の指導▽発信場所の表示機能による特定-を軸とする。「心肺蘇生」の対処法を説明する動画も送信でき、今後「やけど手当て」や「喉の異物除去」といった対処法の動画も作成する。

広域消防では、必要機材や人員の準備、現場に向かう消防隊や救急隊との情報共有などに用いる。

通報から映像通信への切り替えは、通報者の承諾を得た上で、通信指令員がショートメールで専用のURLを送り、撮影を始めてもらう。課題としては電波状況に左右される通信の安定性、スマホの操作に慣れない通報者への案内などがあるという。

箕輪重美センター長は「119番通報の見える化が実現する。救命率の向上に効果があると思う」と話し、積極的活用を図るとした。同システムは本年度から、7市町村を管轄する稲敷広域消防本部でも導入している。

茨城新聞社

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