【水戸医療・がん保険ニュース】茨城・笠間市立病院に飲酒量低減外来　15日から予約開始

11/14(日) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ
茨城県笠間市立病院と筑波大学は、過剰な飲酒による健康被害を減らすため、総合診療医による「飲酒量低減外来」を同病院内に開設する。一人一人の健康リスクを考慮しながら、適した飲酒量を一緒に考え、行動変容につなげていく。予約開始は15日。

「飲酒量低減外来」は、北茨城市民病院、筑波大学付属病院に続き、県内3カ所目の設置となる。

診療の内容は、飲酒習慣を調べるため、AUDIT(アルコール使用スクリーニング)と呼ばれる質問票に回答した後、アルコールの体内残留を把握するため呼気チェッカーを行い、面談ができる体調かどうかを確認する。

その後、面談・採血検査などを通して、最適な飲酒量について検討、評価し、行動変容を支援していく。診察によりアルコール依存症が強く疑われた人に関しては、専門医療機関の受診を勧める場合もある。

診療は同病院の総合診療医1人が担当し、毎週月曜日の午後2～4時を予定している。

同病院は「アルコール依存の人が増えているが、断酒ではなく、患者の状態を把握しながら酒量を減らすようにしていきたい」としている。

予約、問い合わせは同病院(電)0296(77)0034。

茨城新聞社

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